9日の米国市場でアップルが大幅に3日続伸し、3.15%高の343.99ドルで終えた。一時は345.61ドルまで上昇して連日で分割後の上場来高値を更新した。
ブルームバーグが9日、「Macでインテル製に代わる自社設計チップに移行すると今月発表する見通しだ」と報じた。6月に予定されているワールドワイド・ディベロッパーズ・カンファレンス(WWDC)で発表する準備を進めているという。
エバコアISIは9日付のリポートで「次世代Macには、アップルが設計したARMベースのチップが搭載されるという。利益の積み重ねがハードウェアの利益率を改善するための重要な手段であることを強調したい」と指摘。Macがアップル全体の売上高の約10%に過ぎないことから業績への影響は限定的としながら、「アップルが引き続き最先端のチップデザイン能力を発揮していることは心強いことだ」と好感。投資判断の買い(アウトパフォーム)、目標株価360ドルを維持していた。
インテルは0.98%安で小安く終えた。