QUICKのプロ向けコメントサービス「QUICK Market Eyes」が6月22~26日に配信した、株主優待の制度変更などを受けた株価の反応の記事をまとめました。(Money Worldの株主優待ページはコチラ)
アマガサ― 買い気配 株主優待制度の拡充を好感(更新日時:2020/06/25 09:23)
婦人靴の企画・販売を手がけるアマガサ(3070、ジャスダック)が買い気配。株主優待制度の拡充を好感した買いが入ったようだ。
アマガサは24日、株主優待制度を拡充させると発表した。現行は毎年1月末時点で100株以上の株主に対して、自社運営のEC(電子商取引)サイトに掲載商品のうちから、希望商品を1つ贈呈している。
拡充後は、さらに7月末時点の株主に対して、株主限定のオリジナルトートバックを贈呈する(今年のみ)ほか、自社運営ECサイトの掲載商品について「秋冬物の新作商品」を優先的に予約できる(今後も継続実施予定)としている。
日本マクドナルドホールディングス― もみ合い 売買代金増、6月の権利付き最終売買日接近(更新日時:2020/06/24 10:53)
日本マクドナルドホールディングス(2702、ジャスダック)がもみ合い。売買代金が10時半過ぎ時点で70億円と、23日日通しの売買代金(53億円)をすでに上回っている。全体の売買代金でも現時点で20位以内に入っている。6月末が配当や優待の権利基準日となっており、26日が権利付き最終売買日に当たる。権利獲得のための買いやつなぎ売りなどに関連し、売買が膨らんでいるもよう。
キャリア― 7%安 新型コロナの影響で株主優待を廃止(更新日時:2020/06/22 09:45)
高齢社会型人材業のキャリア(6198、マザーズ)が急反落。株主優待の廃止を嫌気した売りが膨らんだようだ。
キャリアは19日、株主優待制度を廃止すると発表した。毎年9月末時点で100株以上を保有する株主に対して、2000円相当の健康食品ギフトを贈呈していたが、2019年9月末の優待実施を最後に廃止とする。
新型コロナウイルスの感染拡大による経営環境の変化を受けて、優先事項として推進している中長期的での成長力強化を実現するために投資を行い、企業価値を最大化することが株主への利益還元の一つとして優先度が高いと判断し、株主優待制度を廃止することを決めたとしている。
KeyHolder― 買い気配 株主優待で「株主限定ファンコミュニティ(仮)」を実施(更新日時:2020/06/22 09:04)
総合エンターテイメント事業を展開するKeyHolder(4712、ジャスダック)が買い気配。未定としていた優待の発表を好感した買いが入ったようだ。
KeyHolderは19日、株主優待の基準日および優待の内容を変更すると発表した。優待の基準日は6月末から12月末に変更し、未定としていた株主優待制度の内容をも変更し、「株主限定ファンコミュニティ(仮)」を実施する。これは、KeyHolderグループに所属あるいは関係するアイドルグループやアーティスト、タレント等に係るライブやイベント、配信や催しなどのチケット及びグッズなどの優先申込みや優先購入、オンラインチャット、フォトセッションの参加など、既存のファンクラブとは異なるコンテンツやサービスなどを想定している。
また、株主優待の従来の基準日である6月末時点で株式を保有したうえで、12月末時点でも株式を保有する株主(12月末時点で半年以上継続保有)に対しては、基準日の変更による影響を勘案した内容も検討しているという。