プリント基板プレス機や搬送システムの北川精機(6327、ジャスダック)は、19日大引け後に21年6月期の連結営業益が前期比で4%増になりそうだと発表した。21年6月期は、売上高が前期比12.5%増の48億円、営業利益が同4%増の5億円を見込む。同時に発表した20年6月期は、売上高が前期比21.1%減の42億円、営業利益が同16.6%減の4億8000万円だった。
※北川精機の業績推移(21年6月期は会社予想)
成長領域への選択と集中のため、建材機械事業を当社グループから連結対象から外した影響で減収減益となったが、これを除いたベースでは増収増益となった。5G(次世代通信規格)の広がりでプリント基板プレス機の受注が好調だった。自動車部品製造ライン・樹脂成形用プレス装置などの受注も増加した。
これを受けて夜間PTSで北川精機(6327/JNX)は買われ、日中取引の終値比13%高の554.9円で取引を終えていた。20日は取引開始前から買い注文が殺到し、買い気配で始まった。(QUICK Market Eyes 阿部 哲太郎)