金融教育事業を手掛けるABCash Technologies(東京・渋谷)が29日、親子で学べるお金のサマーキャンプ 「ABCash Kids 2020」をオンラインで開催した。全国から小学3~6年生16人が参加し、クイズやゲームを通してお金について学んだ。
サマーキャンプは今回で2回目。「おかねを学ぶ日」の8月29日に合わせて開催した。「おかねを学ぶ日」は日本最初の流通貨幣とされる「和同開珎」がつくられた日にちなんで同社が提唱し、一般社団法人の日本記念日協会がこのほど認定した。
イベントではお金の歴史やキャッシュレス化などについて講師が説明した後、クイズを出題。貝、塩、布、米の4つの中から「昔お金として使われていたものは?」などの問題を出し、子どもらが画面越しに手を挙げて答えた(正解は全部)。おこづかいの使い方を題材にしたじゃんけんゲームや、五・七・五の言葉を組み合わせたお金にまつわる標語づくりにも取り組んだ。
ABCash Technologiesの児玉隆洋社長は「金融教育を義務教育にするのが最終的な目的。新型コロナウイルス感染拡大で小学生の学ぶ場所や方法に変化が起きている今こそ、お金について正しい知識を身に付けるきっかけにしてほしい」と話す。今後も小学生の冬季キャンプや女子高校生向けの金融教育イベントなどを開催する予定だ。
(QUICK資産運用研究所=西田玲子)