【QUICK Market Eyes 阿部 哲太郎】8日の米国株式市場で半導体メーカーのオン・セミコンダクター(ON)が4営業日続伸、連日で上場来高値を更新した。通常取引の終値は、前日比2.66%高の31.39ドルだった。地合い良化のほか、新たな最高経営責任者(CEO)についての発表も好感された。
同社は7日に、ハサネ・エル・コーリー氏を次期CEOに任命したと発表した。現CEOのキース・ジャクソン氏が2021年5月に退任することによるもの。コーリー次期CEOは、20年4月に独半導体大手のインフィニオン・テクノロジーズ(IFX)に買収されたサイプレスセミコンダクターのCEOを務めていた。
オンセミコンダコターのアラン・キャンベル会長は発表資料で「ハサネは長期的な成長市場でのリーダーシップの地位を拡大し、業績の拡大を加速させる経験豊富なCEOだ」と述べた。