シュローダー・インベストメント・マネジメントは、来年1月8日に予定していた「シュローダー先進国好利回りCBファンド2021-01(限定追加型)」の設定を中止する。先進国の転換社債(CB)を投資対象とするファンドで、三菱UFJ信託銀行が販売する予定だった。
2020年12月7日~21年1月7日を募集期間としていたが、利回り低下で投資妙味が薄れたため、設定中止を決めたとみられる。今年7月28日に設定した同じタイプの「シュローダー先進国好利回りCBファンド2020-07(限定追加型)」は、当初設定額で167億円を集めていた。
今年は春先のコロナショックで相場が急変し、投資信託の設定延期や中止が相次いだ。大和アセットマネジメントが3月に予定していた「デンマーク・カバードボンド戦略ファンド2020-03(為替ヘッジあり/限定追加型)」の設定を中止、JPモルガン・アセット・マネジメントは「JPM債券インカム・ファンド」4本の設定を4月から7月に延期した。りそなアセットマネジメントも8月にみつぼしフライト」シリーズの設定を取りやめた。
(QUICK資産運用研究所=西田玲子)