「日本メーカーは99.9%を目指す。米国のメーカーは97%で発売する」。ソニー勤務時代、米家電メーカーの親会社の幹部とのミーティングに向かう車内で上司の役員から聞いた話が印象的だった。ソニーを含めた日本の家電メーカーは「歩留まり」を高め、完成度が99.99%になるまで試行錯誤を繰り返す。これに対し米メーカーは完成度97%で発売し不良品は新品に交換する。不良品の問題箇所を徹底調査し、改良し続けるのが米国流だと。 ロサンゼルス市内で新型コロナウイルスのファイザー製ワクチンの2回目接種を終えたばかりの日本の銀行員がつぶやいた。「走りながら決める米国の良さを感じた」。 ワクチン接種が経済開発協力機...
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