【NQNニューヨーク=張間正義】米長期金利が一段と低下(債券価格が上昇)している。新型コロナウイルス禍からの米景気の回復は2021年4~6月期をピークに鈍っていくとの見方が債券相場を支えている。市場参加者の多くが物価上昇を前提にした米国債の空売りという「コンセンサストレード(共通認識の取引)」の解消を迫られているのも金利低下に拍車を掛けている。 ■期待に届かない指標 7日のニューヨーク債券市場では、長期金利の指標となる米10年物国債利回りが一時は1.29%まで低下した。2月18日以来、4カ月半ぶりの低水準だ。3月以降続いた1.4~1.7%の中心レンジを明確に下へと抜けた。長期金利だけでなく...
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