QUICKのプロ向けコメントサービス「QUICK Market Eyes」が8月23~27日に配信した、株主優待の制度変更などを受けた株価の反応の記事をまとめました。(Money Worldの株主優待ページはコチラ)
ビックカメラ―反落 大手証券が投資判断と目標株価を引き下げ、本格的な回復感に乏しい(更新日時:2021/08/26)
ビックカメラ(3048)が反落。大手証券が投資判断と目標株価を引き下げている。
SMBC日興証券は25日付のリポートで投資判断を「1(アウトパフォーム)」から「2(中立)」、目標株価を2000円から1100円に引き下げた。子会社のコジマ(7513)は店舗立地がロードサイド型で巣ごもり需要により業績が拡大したが、駅前立地の多いビックカメラは駅前の人流減少やインバウンド需要の低迷で業績が落ち込んでいる。本格的な回復感に乏しいとみている。
新型コロナウイルスの再拡大に伴い、業績の早期回復が期待薄となっているほか、巣ごもり・テレワーク需要の一巡によって今後の成長鈍化を見込んでいることも、投資判断の引き下げ要因としている。
ビックカメラは8月期決算銘柄で、27日が権利付き最終売買日となっており、期末配当や株主優待の権利を取る動きが下支え要因になっているようだ。
※ビックカメラの株主優待
アイケイ―優待制度を変更 買い物金券を1枚に、合計額は変わらず(更新日時:2021/08/24)
カタログ通販代行のアイケイ(2722)は23日、優待制度の変更を発表した。100株以上を保有する株主に対して贈呈している買い物金券について、500株以上に贈呈する相当金額を4000円に据え置いたまま、枚数を1枚にすると発表した。従来は2000円分を2枚贈呈していた。
1回の買い物に使える金券は1枚のため、優待を利用した買い物の単価が引き上げられる一方、利用回数は減少する可能性がある。
※アイケイの株主優待