文教堂HD― 4%超の上昇 株主優待制度の変更で(更新日時:2021/09/24)
書店チェーンの文教堂グループホールディングス(9978、ジャスダック)が急騰。株主優待制度の変更が好感されたようだ。
文教堂HDは22日、株主優待制度を変更すると発表した。現行は保有株数に応じて5~10%の割引優待カードを贈呈しているが、今後は300~1000円のQUOカードとの選択制とした。
事業再生ADR手続による事業再生計画案に基づき、事業構造改革の一環として不採算店舗の閉店を進めたことで、同社店舗がない地域で株主優待カードが利用ができない株主が増加していた。これを踏まえて、株主優待制度を変更することによって、より多くの株主に継続保有を促すとしている。
学研HD―堅調 株主優待制度を変更、長期保有など拡充(更新日時:2021/09/24)
教材の学研ホールディングス(9470)が堅調。相場全体の地合い改善に加え、22日に2021年9月末を基準日とした株主優待制度の変更を発表し、これを手掛かり視した買いが優勢となっている。9月末の権利付き最終売買日は28日となっている。
学研HDでは100株以上を保有する株主を対象に保有株数に応じて優待を実施している。これまで保有株数が400株未満の株主の優待は2000円相当の商品だったが、EC(電子商取引)サイトで使えるクーポン(2000円分)に変更した。また3年以上継続保有している株主に対して実施していた図書カードの贈呈は400株以上から対象になり、図書カード1000円分がもらえる。1200株以上を3年継続保有する株主には図書カード2000円分に増額する。
※学研HDの株主優待
<金融用語>
株主優待とは
株主優待とは、株主に対し、株主還元策の一環として、持ち株数に応じて自社製品や優待券、回数券などを無料で配布する制度。株主優待を受け取るには、「権利確定日」に株主である必要がある。