【QUICK Market Eyes 川口 究】グローバル市場で株式相場の値動きが荒くなっている。波乱の幕開けとなった2022年だが、冷静に中期的な視点で先行きを見た場合、それでも株式投資には妙味があるとのシナリオがプロの間では根強いようだ。JPモルガンは4日付リポートで、それまで株価が上昇していたにもかかわらず「株価にはさらなる上昇余地があると考えている」と指摘した。新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の経済活動への影響は「デルタ型」と比べて限定的であり、経済成長に支持的あるとみているという。
中国の信用不安が引き続き抑制に向かうと予想するほか、中国の経済活動の減速に関してはより有利...
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