【日経QUICKニュース(NQN) 編集委員 永井洋一】太平の眠りを覚ます蒸気船――。米国の歴史的なインフレ圧力の高まりやウクライナ危機といった「黒船(外圧)」が日本にも押し寄せ、マイナス利回りから脱出(債券価格は下落)する国債が増えている。資源高と金利上昇の共振は景気を冷やす「悪いインフレ」への警戒をあおり、株安が加速。日銀のマイナス金利政策の下で超低金利に慣れきった投資家や企業は3月決算期末を前に前提条件が狂い、市場で異変が続出している。
■企業の資金調達環境に変調
最近、日本航空(9201)や積水ハウス・リート投資法人(3309)など一部の社債の発行延期が相次いでいる。理由は金利上昇...
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