【日経QUICKニュース(NQN) 大沢一将】ウクライナ情勢や米金融引き締めを巡る不透明感など弱気材料に苦しめられている日経平均株価。しかし、頼りになるサポート水準が近づきつつある。200週移動平均(11日時点で2万4193円)だ。12年末からの「アベノミクス相場」以降、日経平均はおおむねこの水準を上回って推移してきた。
人民元の切り下げを端緒とする15年夏の「チャイナショック」、米国の金融引き締めなどによる18年の「クリスマスショック」と過去2回のショック時は、この200週移動平均で下げ止まった実績がある。ただ、20年の「コロナショック」時には機能しなかった。今回はどうか。