【日経QUICKニュース(NQN)】日本航空(9201)は24日、日本発の旅客を対象にした燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)について、8~9月発券分の引き上げを国土交通省に申請したと発表した。直近2カ月間の燃油価格の高騰や円相場の下落を反映させる。北米や欧州行きなどは片道4万7000円と6~7月発券分に比べ1万200円の値上げとなる。ハワイやインドネシアなどへの便は3万500円と6900円値上げする。
同社によると、2015年から算出方法を変更しているが、単純比較では「全ての区分で08年10~12月発券分を超え、過去最高の水準となる」(広報部)という。
サーチャージ算出の前提となる航空燃料に使うケロシンの4~5月の平均価格(シンガポール市場)は円換算で1バレル1万7644円となっていた。