QUICK Money World(マネーワールド)

個人投資の未来を共創する
QUICKの金融情報プラットフォーム

ホーム 記事・ニュース アサヒグループホールディングス(2502) 業務用市場の回復や価格改定が寄与し、事業利益は増益基調を予想
この記事は最終更新から1年以上経過しております。

アサヒグループホールディングス(2502) 業務用市場の回復や価格改定が寄与し、事業利益は増益基調を予想

QUICK企業価値研究所アナリスト 篠崎智明(2022/09/15)

・上期の連結事業利益は1.9%の増益
 企業価値研究所では、業績予想銘柄として同社のカバーを開始する。22/12期上期の連結業績は、売上収益が前年同期比11.4%増の1兆1513億円、事業利益が同1.9%増の910億円だった。売上収益は、新型コロナウイルス感染拡大の影響が小さくなり、業務用などの販売環境が改善。日本を含む全セグメントで増収となり、連結全体で2桁増収となった。利益面では、ロシアによるウクライナ侵攻以降、アルミ缶や燃料などのコストアップの影響を受けたが、欧州やオセアニアで行っている価格改定等の単価改善などが寄与。連結全体の事業利益は増益を確保した。

・22/12期以降の事業利益増を予想
 当研究所では、同社商品への需要は底堅く、上期の利益成長は堅調に推移したと評価。22/12期の連結業績予想について、売上収益を前期比10.1%増の2兆4625億円、事業利益を同10.6%増の2410億円とした。業務用市場の回復などが中期的な利益伸長に寄与すると見込む。23/12期の売上収益を前期比4.7%増の2兆5794億円、事業利益を同9.5%増の2638億円とし、24/12期の売上収益を同2.0%増の2兆6310億円、事業利益を同8.0%増の2850億円と予想した。

・リスクファクター ~原材料高による採算の悪化

・アナリストの投資判断 ~中期的な株価は上昇を予想
 ロシアによるウクライナ侵攻以降、コスト環境は厳しくなっているが、同社商品への需要は底堅く、上期の事業利益は増益を確保。利益成長は堅調だと評価しており、22/12期以降の事業利益は増益基調で推移すると予想した。コスト環境は必ずしも楽観視できないが、業務用市場の回復や価格改定などで吸収できると見込んでいる。海外を中心とした事業拡大や、ディフェンシブ銘柄としての特性なども評価しており、中期的な株価は上昇すると予想する。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
本サイトに掲載の記事・レポートは、QUICK企業価値研究所が提供するアナリストレポートサービスの抜粋記事です。
レポートサービスは証券会社・金融機関様に対し個人投資家向け販売資料としてご提供させて頂いております。
サービスに関するご質問、資料のご請求等は以下フォームよりお問い合わせください。
※ 個人投資家の方は掲載記事(レポート)の詳細を「QUICKリサーチネット」からもご覧頂けます。
   サービスの詳細・ご利用方法はこちらをご覧ください。
※ なお、本サイト掲載記事の内容に関する個別のご質問にはお答えできかねます。ご了承ください。

著者名

篠崎 智明

シニアアナリスト

食料品担当


【プロフィール】

首都大学東京都市教養学部(現東京都立大学法学部)卒業。地方銀行に入社し、支店勤務、日本経済研究センター出向、銀行系シンクタンク出向を経て、2020年QUICK企業価値研究所に入社。

マクロ経済の分析経験を活かしつつ、取材などを通じて個社を多角的に評価できるよう努めている。


日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)


銘柄名・銘柄コード・キーワードから探す

株式ランキング

コード/銘柄名 株価/前日比率
1
4,942
+6.37%
2
3,883
-1.32%
3
4107
伊勢化
25,700
+3%
4
3,545
+4.11%
5
4,282
+5.51%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
1,358
+28.35%
2
5247
BTM
2,254
+21.57%
3
2,585
+21.24%
4
660
+17.85%
5
538
+17.46%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
191
-21.39%
2
809
-20.84%
3
9399
ビート
2,230
-18.31%
4
8918
ランド
8
-11.11%
5
1,363
-10.91%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
40,600
-2.82%
2
16,435
-0.87%
3
25,875
-0.76%
4
8,226
+0.17%
5
23,275
-1.95%
対象のクリップが削除または非公開になりました
閉じる
エラーが発生しました。お手数ですが、時間をおいて再度クリックをお願いします。
閉じる