【日経QUICKニュース(NQN)】塩野義(4507)の株価が4日続伸し、前日比283円(4.1%)高の7261円まで上昇した。22日付の読売新聞朝刊が「塩野義が開発した新型コロナウイルスの飲み薬治療薬『ゾコーバ』について、審査の実務を担う医薬品医療機器総合機構(PMDA)が、薬の有効性を推定可能とする審査報告書をまとめたことが分かった」と報じた。ゾコーバが近く承認され収益に貢献するとの期待が高まり、買いを集めている。
ゾコーバは7月に厚生労働省による緊急承認が見送られて継続審議となっており、22日に承認の可否が再審議される見通し。東海東京調査センターの赤羽高シニアアナリストは「報道の内容からすると審議が前進する可能性が高い」とみていた。