【日経QUICKニュース(NQN)】J・フロントリテイリング(3086)が27日発表した2022年3~11月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比4.0倍の147億円だった。新型コロナウイルス感染拡大による行動制限がなく、主力の百貨店事業で入店者数が順調に回復したほか、インバウンド(訪日外国人)増加も業績に寄与した。
売上高にあたる売上収益は前年同期比8%増の2569億円、営業利益は同4.6倍の201億円だった。百貨店事業のほか、ショッピングセンター(SC)事業も人流回復が進んだことで業績が改善した。
23年2月期(今期)の業績見通しは据え置いた。売上収益は前期比4%増の3460億円、純利益は3.7倍の160億円を見込む。