【QUICK Market Eyes 弓 ちあき】2月は小売りや外食チェーンなど消費サービス関連の企業の決算期末に当たるため、優待の権利確定月となる企業も多く優待人気も高い。132銘柄が権利確定を迎えるなか、日常の食事や家族や友人との会食でも活躍する「食事券」の優待は20社が実施している。
優待の権利獲得にかかる金額でみると、中華料理の東天紅(8181、スタンダード)が3万8200円と最も少ない。単元未満となるが50株から優待の権利が得られ、飲食などの20%割引券が保有株数に応じてもらえる。50株~99株保有の場合は2枚だ。
5万円未満で優待権利が得られるなかでは焼酎居酒屋チェーンを名古屋中心に展開するジェイグループホールディングス(3063、グロース)も、年2回優待の権利獲得機会があるため、もらえる優待券を単純に金額換算した利回りが8%を超える。ただディナー営業時間帯を中心に利用できない日時の設定もあるため、利用するうえでは注意したい。
必要投資額は10万円を超えるが、居酒屋「てけてけ」を運営するユナイテッド&コレクティブ(3557、グロース)も100株保有していた場合、1回の優待で5000円相当の食事券が年2回もらえるため、換算利回りは高い。金券の形式も500円券が10枚と細かい単位で使うことができ、1回の支払いに利用する優待券を調整しやすく、使い勝手も良さそうだ。
2月優待でも人気上位に入ることが多いクリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387)は「しゃぶ菜」のほかグループ店舗が多い。優待券は1枚500円で、近隣のさまざまな店舗をお試しで利用してみたり、大人数の会食の時には多めに使ってみたり臨機応変に使えるのが人気の秘密になっているようだ。
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