【日経QUICKニュース(NQN)】ゆうちょ銀(7182)が大幅に反落し、前日比100円(8.5%)安の1072円まで下落した。日本郵政(6178)によるゆうちょ銀株の売り出し価格(1131円)が決まった13日以降、初めて同価格を下回った。欧米で金融システム不安が拡大するなか、国内の銀行株にもリスク回避の売り圧力が強まっている。
14~15日は、国内募集分のゆうちょ銀株の売り出しを円滑にするために、幹事証券が株価を安定させることができる「安定操作期間」となっていた。安定操作期間が終了したことも、株価の下支え要因を乏しくさせている。