【日経QUICKニュース(NQN)】SBI新生銀(8303)が午後、買い気配となった。気配値を前日比500円(20.1%)高の2986円と制限値幅の上限(ストップ高水準)に切り上げた。日本経済新聞電子版が13時45分に「SBI新生銀株の50%強を保有するSBI(8473)がTOB(株式公開買い付け)を実施し、上場廃止にする方向で調整に入った」と報じたのがきっかけ。東証はSBI新生銀の売買取引を一時停止した。
取得額は1500億円規模とみられる。TOBの株価への一般的なプレミアム(上乗せ幅)は2~3割程度とされ、11日終値(2486円)を基準にすると、買い取り価格が1株3000円前後になる見通しとあって、買いが集まっている。