【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇バドライト、米売り上げトップの座失う
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は14日、バドライトが米ビール市場の売り上げトップの座を失ったと報じた。6月3日までの1カ月のビール売上高全体に占めるバドライトのシェアは7.3%で、モデロ・エスペシャルの8.4%を下回ったとしている。バドライト製造元のアンハイザー・ブッシュはトランスジェンダーのインフルエンサーと提携、この人物のインスタグラム投稿をきっかけに不買運動が広がったと伝えた。
(https://www.wsj.com/articles/bud-light-modelo-best-selling-beer-6a4d6b27?mod=hp_lead_pos4)
◇日本の「タクシー王子」、ウーバーに勝利
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は14日、日本の「タクシー王子」がウーバーを打ち負かしたと報じた。日本最大級のタクシー会社日本交通の川鍋一朗会長は、170億ドルの市場におけるウーバー拡大阻止で中心的役割を演じ、自らアプリGO(ゴー)を立ち上げたとしている。GOは日本のタクシー配車の約4分の3を占め、ゴールドマン・サックスの投資を得たと伝えた。
(https://www.wsj.com/articles/the-taxi-prince-is-taking-on-uberand-winning-60f883df?mod=hp_lead_pos10)
◇インフレはビヨンセさんに責任、ストックホルムのホテル高騰
英フィナンシャル・タイムズ紙は14日、米人気歌手ビヨンセさんがスウェーデンのインフレを押し上げたとの指摘があると報じた。ダンスケバンクのエコノミストは、スウェーデンの5月のインフレ率が予想を上回ったのは、ビヨンセさんが5月にワールドツアーをストックホルムで開始すると発表したことが原因で、地元のホテル価格は高騰したとコメントしたとしている。スウェーデンの通貨安でチケット代が大幅に安いため多くの米国人がスウェーデンのツアーチケットを購入したと伝えた。
(https://www.ft.com/content/abc431c4-426d-4a9f-9674-f437ed504eb7)
◇ウオツカをボトル飲み、プーチン氏からのストレスで高官が
米ニューヨーク・ポスト紙は、強いストレスを背景にグラスでウオツカを飲んでいたロシア政府高官がいまはボトル飲みしていると地元メディアの記事を引用して報じた。ウクライナ侵攻後にプーチン大統領が圧力を強める中、側近の多くがアルコール中毒になったとしている。高級酒のレミーマルタン・ルイ13世や仏ワインのシャトーマルゴーの人気も高く、高官が好んで消費していると伝えた。
(https://nypost.com/2023/06/14/putins-staff-start-each-day-with-bottle-of-vodka-report/)
◇欧州委員会、グーグルに広告部門一部売却を要求も
英フィナンシャル・タイムズ紙は14日、欧州委員会が米アルファベット傘下のグーグルにインターネット広告を独占している疑いがあると警告したと報じた。新聞サイトのバナー広告などで支配的地位を乱用していると指摘。欧州委は今後、グーグルに対し広告部門の一部の売却を初めて要求する可能性があると伝えた。
(https://www.ft.com/content/35cd16a6-e5e3-41de-ad43-e6ce13abfd1f)
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