【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇金融で働きたい、世界のZ世代調査
米CNBCは28日、18~25歳のZ世代(ジェネレーションZ)の多くが金融会社での就職を望んでいると報じた。CFAインスティチュートが世界13の国・地域の大学生と大卒直後のZ世代1万人を対象に実施した調査で、職種で最も人気が高かったのは金融だったとしている。2021年の調査で金融は5位だったが、テクノロジー、ヘルスケア、教育を抑えて首位に浮上したと伝えた。
(https://www.cnbc.com/2023/06/28/finance-is-the-no-1-industry-gen-z-wants-to-work-in-says-new-research.html)
◇NYCで新たに大気汚染、シカゴは警戒水準
米ニューヨーク・タイムズ紙は28日、カナダの大規模森林火災の煙が新たに米中西部に拡大、大気汚染が深刻化したと報じた。シカゴは2日連続で大気の質が警戒水準に悪化、ニューヨーク州の西部と中部も大気汚染が悪化したとしている。ニューヨークのアダムス市長は、屋外でのマスク着用を要請したと伝えた。
(https://www.nytimes.com/live/2023/06/28/us/canada-wildfires-air-quality-smoke)
◇バイデン米政権、AI半導体対中輸出の規制検討
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は27日、バイデン米政権がAI(人工知能)半導体の中国への輸出に関する新たな規制を検討していると報じた。エヌビディアなどの半導体メーカーが事前にライセンスを取得せずに中国などに輸出する場合は7月初旬にも阻止する可能性があるとしている。エヌビディアは中国向けに性能を落としたA800を開発したが、新規制の対象になる見通しと伝えた。
(https://www.wsj.com/articles/u-s-considers-new-curbs-on-ai-chip-exports-to-china-56b17feb)
◇メローニ伊首相、ECB追加利上げに反対
英フィナンシャル・タイムズ紙は28日、イタリアのメローニ首相が欧州中央銀行(ECB)の追加利上げに反対したと報じた。議会で、インフレ抑制のために利上げするというECBの「シンプルな措置」はユーロ圏経済の打撃になるとの考えを示したとしている。メローニ首相は、利上げではなく、エネルギーと原料の価格を抑制する政策に焦点をあてるべきと述べたと伝えた。
(https://www.ft.com/content/5d8035c8-72f6-4336-8e12-21d12f0dbcd3)
◇プーチン大統領、ワグネルの世界拠点差し押さえへ
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は28日、民間軍事会社ワグネルのモスクワへの進軍停止のすぐ後にロシア政府はワグネルの世界の拠点を差し押さえる方針を決めたと報じた。ロシア国防省と外務省の幹部がシリアや中央アフリカの首脳に連絡をとったとしている。ワグネルの勢力を抑え込み、プーチン大統領の権力を維持する狙いだと伝えた。
(https://www.wsj.com/articles/putin-moves-to-seize-control-of-wagners-global-empire-26d49286?mod=hp_lead_pos2)
◇ウクライナ国防相、反抗はまだ序章
英フィナンシャル・タイムズ紙は28日、ウクライナがロシアに対する本格的な反転攻勢を計画していると報じた。反抗が期待ほどではないとの見方が一部であるが、レズニコフ国防相は現在の反抗は「メインイベント」の序章にすぎないと述べたとしている。ワグネルの反乱により西側の軍事支援を後押しするとの認識を示したと伝えた。
(https://www.ft.com/content/a3df689a-74c2-4dec-8736-8e6eef311b43)
◇大谷翔平、2本塁打と10三振は1893年以降6人目の偉業
ガーディアン紙米国版は28日、ロサンゼルス・エンジェルスの二刀流、大谷翔平が27日のシカゴ・ホワイトソックス戦で本塁打2本と10三振の歴史的偉業を達成したと報じた。1893年以降で6人目、アメリカンリーグでは約60年ぶりだとしている。ホワイトソックスの監督は「大谷は極端に高い才能を持っている」と述べたと伝えた。
(https://www.theguardian.com/sport/2023/jun/28/shohei-ohtani-angels-home-runs-strikeouts-white-sox)