QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2023/07/26)
・1Qは家電・商業・産業用が予想以上に好調
24/3期1Qの連結営業利益は、前年同期比35%増の602億円、四半期として過去最高を更新した。家電・商業・産業用と車載が全体を牽引した。通期の連結営業利益予想について企業価値研究所では、従来の2400億円(前期比2.4倍)を据え置く。需要の回復が遅れている精密小型モータを引き下げる一方、1Qが予想以上に好調だった家電・商業・産業用を引き上げ、全体では変更しないこととした。通期ベースでも過去最高を更新する見通し。2Q以降の為替レートの前提を1ドル=140円と会社想定(1ドル=120円)より円安水準に設定し、据え置かれた会社計画より引き続き強めの予想とした。
・TAKISAWAへの公開買い付けが今後の試金石に
25/3期以降も、営業利益の拡大が続く見通し。車載で注目のBEV用トラクションモータシステムは、24/3期1Qに黒字化を達成。第2世代への入れ替え、受注の拡大などから25/3期以降も収益力の向上が進むと見込んだ。同社は、工作機械を手がけるTAKISAWAに対する公開買い付けを開始予定と発表した。「同意なき買収」になる可能性がある。今後のM&A戦略を占う上での試金石になるとみており、公開買い付けの動向に注目している。
・リスクファクター ~創業者に依存する経営体制
・アナリストの投資判断 ~利益拡大局面への復帰を予想。上値余地は大きいとみる
直近の株価に基づく24/3期の予想PERは27倍。同社の過去60カ月(一過性費用を計上した20/3期と22/3期を除く)の平均PER40倍との比較では割安感がある。今期以降は利益拡大局面への復帰を予想。M&Aによる業容拡大期待もあり、今後の株価の上値余地は大きいとみている。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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