【日経QUICKニュース(NQN)】電子商取引(EC)サイト開設支援を手掛けるBASEが急伸している。前日比51円(20.9%)高い294円まで上昇する場面があった。3日に発表した2023年1~6月期の連結決算は、最終損益が3億7200万円の赤字(前年同期は9億2100万円の赤字)だった。赤字幅の縮小を好感した買いが先行している。
主力のECサイト開設支援を展開するBASE事業の23年4~6月期の流通総額(GMV)は、月額有料プランの効果などで前年同期比で18%増となった。三木証券の北沢淳商品部投資情報課次長は「4~6月の営業赤字額(1500万円)が1~3月期(2億7100万円)から大きく縮小しておりポジティブ」とみていた。会社側は23年12月期(今期)の純利益見通しについて、7月以降に販管費が偏るとして19億円の赤字~14億5000万円の赤字で据え置いた。