【QUICK Market Eyes 平井啓一朗】11月1日の東京株式市場でトヨタ自動車(7203)が後場、上げ幅を拡大した。一時は前日比162円(6.25%)高の2752円を付けた。午後1時55分、2024年3月期(今期)の連結純利益(国際会計基準)の上方修正を発表した。円安・ドル高基調が寄与した。同時に中間配当の増配や自社株買いも発表し、安定的・継続的に増配を実施する方針を示した。
純利益見通しは前期比61%増の3兆9500億円とし、従来予想の2兆5800億円から引き上げた。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサス(3兆5850億円、19社、10月30日時点)を上回った。売上高にあたる営業収益は16%増の43兆円(従来予想は38兆円)、営業利益は65%増の4兆5000億円(同3兆円)にそれぞれ上方修正をした。想定為替レートは1ドル=141円(従来は1ドル=125円)と円安基調に修正した。販売台数は従来想定を据え置いた。
同時に発表した23年4~9月期の連結決算は、営業収益が前年同期比24%増の21兆9816億円、営業利益が2.2倍の2兆5592億円、純利益が2.2倍の2兆5894億円だった。
長期的な増配方針も示した。中間配当は30円とし、前年同期(25円)から増配する。自己株式を除く発行済株式総数の0.44%(1000億円、6000万株)を上限とする自社株買いも発表した。