QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2023/11/09)
・サマリー
企業価値研究所では、24/3期の連結営業利益予想を、3兆5500億円→4兆7000億円(前期比72%増)へ会社修正計画より強めに増額する。為替の円安進行といった外部環境の好転に加え、量産効果やレクサス販売の好調などを背景とした製品構成の改善、値上げ、販売費の抑制といった内部努力による収益力向上を評価した。下期以降の為替レートの前提は、1ドル=145円。今期営業利益で過去最高を更新する見通し。25/3期以降も業績続伸を予想する。上期決算直前に米国電池工場の追加投資を発表。当研究所では、30年にBEV(電気自動車)販売目標350万台の実現確度が高まったと考えている。
・アナリストの投資判断 ~来期予想PERでやや割安感。利益成長を映して緩やかに上値を追う展開を予想
直近の株価に基づく翌25/3期の当研究所予想PERは9倍。過去60カ月の平均PER10倍との比較では、やや割安感がある。今後の株価は、為替動向に注意を要するが、利益成長を映して緩やかに上値を追う展開を予想する。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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