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日本マクドナルドホールディングス(2702) 今・来期の巻き返しで中計(前期~来期)期間の営業利益は年率10%成長と目標を上回る見込み

QUICK企業価値研究所アナリスト 永田和子(2023/12/14)

・サマリー
 連結営業利益の企業価値研究所予想は業績表の通り。今期3Qの直営店材料費率低下を踏まえ、前回予想から引き上げた。原材料高により厳しい始動となった前期から一転、今・来期の巻き返しで中計(前期~来期)期間は年率10%成長と目標(年率3~5%成長)を大きく上回る見込み。中計成長戦略の一つとして打ち出した幅広い客層・食事シーンに合わせたメニュー提案が進捗。「朝マック」、カフェ利用などランチ以外の時間帯で既存店売上高の伸びしろが大きい。それに合わせた注文受け入れ体制・製造能力の強化も進んでいる。

・アナリストの投資判断 ~来期予想PER28倍と、直近6カ月平均33倍と比べ割安感あり
 来期PER(当研究所予想)は28倍と、直近6カ月間の平均33倍と比べ割安感がある。株主優待目的で個人投資家からの人気が高いため、来年からの新NISA始動を機に人気が加速する可能性も。今後は既存店客数の月次動向や株主還元強化の動き、東証市場区分変更(現在はスタンダード)の可能性などに引き続き注目。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

永田 和子

シニアアナリスト

小売セクター、ゲーム・アミューズメントセクター担当


【プロフィール】
早稲田大学第一文学部日本史学科卒業。東京証券(現東海東京証券)入社。入社直後から調査部門でアナリスト業務(小売、繊維・紙パルプ、食品、ゲーム)に就く。03年にQBR(現QUICK企業価値研究所)へ。企業調査歴30年。


日本証券アナリスト協会 ディスクロージャー研究会 小売専門部会、広告・メディア・ゲーム部会、新興市場部会 評価実施アナリスト


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