QUICK企業価値研究所アナリスト 真下弘司(2023/12/15)
・サマリー
企業価値研究所予想の連結業績は業績表の通り。上期の業績は概ね想定通り順調に推移。前提為替を円安方向に見直したほか、米国の特許侵害訴訟和解の影響を新たに織り込み24/3期は売上収益・営業利益とも増額。25/3期と26/3期は主に為替影響から売上収益を増額、営業利益は減額。抗HER2-ADC「エンハーツ」が業績をけん引、増収・増益基調が続くとの見方に変更はない。なお米メルクとのDXd-ADC3製品提携の影響は、不透明・不確定要因が多く予想には織り込んでいない。
・アナリストの投資判断 ~メルクと提携した3製品に注目
「エンハーツ」を中心に主力製品が伸長、好業績が続くと予想しており、堅調な株価推移を予想する。PERなど株価指標は割高な水準にあることから、さらなる株価の上昇には次の成長を担う新薬の開発進展等が必要と考える。特にメルクと提携した3製品に注目。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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