QUICK企業価値研究所アナリスト 佐久間聰(2023/12/25)
・サマリー
企業価値研究所では、会社側が12月19日に発表した和歌山発電所建設計画の中止に伴う損失(約1230億円)を特別損失に計上することを考慮し、24/3期通期の連結純利益を前回予想の3950億円→2800億円(前期は177億円)へ減額する。営業収益は前期比6%増の4兆2000億円、経常利益は5600億円(前期は67億円の赤字)と前回予想を据え置く。25/3期は原発稼働率向上の効果はあるものの、タイムラグ影響額の利益押し上げ要因がはく落するほか、卸電力価格の上昇など今期の反動減が響き、経常減益へ。26/3期は原発稼働率の低下による燃料費の増加などで減益が続くと予想する。
・アナリストの投資判断 ~割安感大きくなく、株価の上昇には株主還元の強化が必要との考えは変わらない
直近の株価での実績PBRは過去10年間のレンジでみると割安感は大きくない。配当利回りも低い。株価指標面での割安感は大きくなく、株価の上昇には増配など株主還元の強化が必要との考えは変わらない。
(提供:QUICK企業価値研究所)
本サイトに掲載の記事・レポートは、QUICK企業価値研究所が提供するアナリストレポートサービスの抜粋記事です。
レポートサービスは証券会社・金融機関様に対し個人投資家向け販売資料としてご提供させて頂いております。
サービスに関するご質問、資料のご請求等はこちらよりお問い合わせください。
※ 個人投資家の方は掲載記事(レポート)の詳細を「QUICKリサーチネット」からもご覧頂けます。
サービスの詳細・ご利用方法はこちらをご覧ください。
※ なお、本サイト掲載記事の内容に関する個別のご質問にはお答えできかねます。ご了承ください。