上場企業も辰年へ発進 新NISAで株主増狙う（マーケットエッセンシャル 前田昌孝氏）
（この記事は今週のマーケットエッセンシャルの要約です）
少額投資非課税制度（ＮＩＳＡ）の衣替えを前に、上場企業も株式分割などで株価水準を引き下げ、個人株主を増やそうとしている。7月１日に１株を２５株に分割したＮＴＴは個人株主数を２倍の１４０万人に増やした。証券大手３社の企業業績見通しが連続して上方修正されたことも、株主作りには追い風だ。
株主層の若返りは大きな課題だ。東証も２００１年から投資単位を５０万円未満にするように要請してきた。その成果は着々と出ている。投資単位５０万円以上の企業は２００５年末には９６５社あり、全国上場企業の３８・４％を占めていた。２０２２年末には１８５社、４・８％ま...
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