【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 永井洋一】1990年1月とは真逆の「鏡の国」にいるようだ。
当時、大発会から突然、株価が急落し始めた。だが、そのはっきりした理由は誰も分からなかった。細かい値段を気にせず、成り行き注文でドカドカ売る人がいただけだ。
「とにかく売ってくれ」。信用取引をしていた個人投資家は値動きの異変を察知し、叫んだ。それがバブル崩壊と長期停滞の始まりだった。
それから34年。年が変わった途端、日本株はどんどん上がりだした。とってつけたような後講釈は語られるが、なぜいまなのかは判然としない。分かっているのは、細かい値段を気にせず、成り行き注文でドカドカ買う人がいる...
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