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終わるか「失われた３０年」 課題は最高値更新の後（マーケットエッセンシャル 前田昌孝氏）
（この記事は今週のマーケットエッセンシャルの要約です）
日経平均株価が早晩、１９８９年末に付けた最高値３万８９１５円を更新する可能性が高まっている。ただ、米国のように社会に大変革をもたらすような企業は誕生していない。最高値の更新で力が尽きるのではないかと心配だ。
現在は立会場も株券もなくなっているから、大相場の賑わいは感じられない。１９８９年当時は企業の財テク主導の相場だったのに対し、今日は外国人投資家の買いが主導している。グラフは１９８４年以降の外国人と個人の売買動向を示している。
バブル相場当時の外国人は１９８８年に２０４億円の買い越しになったのを除くと、１９８４年から１９９０年...
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