【日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）】格付投資情報センター（Ｒ＆Ｉ）は29日、日本郵船（9101）の格付け見通しを「安定的」から「ポジティブ」に変更したと発表した。自動車を主軸とする不定期船事業の底堅い業績見通しや物流事業の収益基盤の強化などを踏まえた。コンテナ船事業に業績が左右されやすい収益構造だが、長期契約の拡充や液化天然ガス（ＬＮＧ）船の規模拡大などで収益の安定性は高まっていくとの見方を示した。

　発行体格付けは「シングルＡ」で据え置いた。