【QUICK Market Eyes 川口究】今年は世界で過去最高値を更新する株価指数が相次ぎ、そのパフォーマンスの大部分がマルチプル(想定倍率)の拡大によってもたらされていることから、この先も高いバリュエーション(投資尺度)が正当化されるのかに関心が集まっている。
米金融大手Aの分析によれば、過去18カ月間で世界株の12カ月先予想1株利益(EPS)が7%の上昇にとどまるのに対し、株価収益率(PER)は30%も上昇した。PERの拡大はPERの逆数に当たる株式益利回りの縮小を伴い、上昇基調にある債券利回りとの比較で投資妙味を低下させる。
世界の主要中央銀行が年央にも利下げに転じると見込まれる...

有料会員限定記事
-
POINT 01全記事(15,000本)が
読み放題 -
POINT 02金融市場関係者の
注目ニュース
ランキングが見られる -
POINT 03過去20期分の
業績データを
ダウンロードできる -
POINT 04企業の公開情報を
メール通知 -
POINT 05アナリストの予想や
指標を使った
銘柄発掘ツールが使える -
POINT 06セミナー動画が
見放題