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マツダ(7261) 前期に続き今期も過去最高益更新へ。HEVの投入で来期以降も業績続伸を予想

QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2024/05/24)

・サマリー
 25/3期の連結営業利益見通しについて会社側は、前期比8%増の2700億円を計画。ラージ商品4車種が揃う効果などを見込み、前期に続き過去最高更新を目指す考え。企業価値研究所では、営業利益予想を3100億円→2900億円(前期比16%増)へ減額。品質関連費用が膨らんでいることを考慮した。ただ会社計画に対しては、為替レートの前提を1ドル=145円と会社想定よりやや円安水準に設定したほか、コスト削減の進展も見込み上回る予想とした。26/3期以降は、HEV(ハイブリッド車)の本格投入などから、業績続伸を予想する。

・アナリストの投資判断 ~PERで依然割安感強い。ラージ商品などの導入効果による株価の持ち直しを引き続き予想
 直近の株価に基づく25/3期の当研究所予想PERは5倍。過去60カ月(大幅に業績が悪化した20/3期と21/3期を除く)平均のPER8倍との比較では、依然割安感が強い。今後の株価は、為替動向に注意を要するが、ラージ商品やHEVなどの新型車導入による利益拡大に沿い、株価も持ち直すとの見方を継続する。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

小西 慶祐

チーフアナリスト

自動車・自動車部品セクター担当、投資戦略

 

【プロフィール】

早稲田大学政治経済学部卒、在学時には、早稲田大学ア式蹴球部所属。国際証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)入社。みずほ信託銀行を経て、現在に至る。
体育会系で培った足腰の強さを武器に、数値分析だけでなく、個別取材や国内外での工場視察といったフィールドワークによる「生の情報」を大事にしながら、対象企業を判断することを信条とする。また、セルサイドとバイサイドをともに経験したことを糧として、弊社の特長である中立・公正な立場でレポートを執筆することを心がけている。

 

日本証券アナリスト協会検定会員

日本証券アナリスト協会 ディスクロージャー研究会 自動車・同部品・タイヤ専門部会 評価実施アナリスト


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