QUICK Money Worldでは、QUICK端末で配信している上場予定企業の銘柄概要をまとめた「IPOレポート」を公開しています。今回は東証グロースに7月2日に新規上場する、PRISM BioLab(プリズムバイオラボ、206A)の概要を紹介します。
疾患物質を狙い撃ち
細胞内の疾患に関わる物質を直接狙う医薬品を研究開発する。基盤となるのは独自の「PepMetics(ペプメティクス)技術」。低分子化合物でたんぱく質の構造を高精度に再現する。この化合物で疾患の原因となるたんぱく質を狙って働きかける。従来の低分子化合物は構造が不安定で標的への選択性が低く、薬として扱いづらかったが、同社の技術による低分子化合物は安定的で選択性が高いという。
新薬候補を自ら選ぶ自社開発事業と、大手製薬会社との共同開発事業がある。自社開発事業ではエーザイ(4523)、大原薬品工業と提携し、ライセンスアウト(技術供与)契約を結ぶ。両社とのパイプライン(新薬候補群)は臨床試験段階に進んでおり、適応症はエーザイではがん、大原薬品では肝硬変だ。共同開発事業では米メルクや独ベーリンガーインゲルハイム、米イーライリリー、小野薬品工業(4528)などと提携。アップフロント(契約時の一時金)や開発の進捗に応じたマイルストーン、共同開発費、販売後の売り上げに対するロイヤリティーが主な収入となる。
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