【日経QUICKニュース(NQN)】信用取引で買った株式の含み損益の度合いを示す信用評価損益率は8月2日申し込み時点でマイナス13.69%と、前の週(マイナス9.36%)からマイナス幅が4.33ポイント拡大した。悪化は3週連続。2022年3月11日申し込み時点(マイナス15.66%)以来約2年5カ月ぶりの水準に悪化した。
この週(7月29日~8月2日)の日経平均株価は週間で1757円71銭(4.66%)下落した。米景気の先行き不透明感が強まったことによる米株安に加え、外国為替市場での円相場の急伸を受け、投資家のリスク回避売りが膨らんだ。日経平均は2日に2216円63銭下落した。
信用取引の買い残高(東京・名古屋2市場、制度信用と一般信用の合計)と融資金額をもとに、QUICKが評価損益率を計算した。マイナス値が大きいほど、含み損が大きいことを示す。