米株の戻りに強弱感 ＦＲＢが｢ハト派｣ならリスクオン継続か（米株ストラテジー）
【QUICK Market Eyes 川口究】Ｓ＆Ｐ500種株価指数は７月末から５日にかけて一時６％下落したが、足もとで0.4％高と上昇に転じた。一時、コロナ・ショックやリーマン・ショック以来の水準まで急上昇した米株の変動性指数（ＶＩＸ）は投資家の不安心理の高まりを示す20を下回り、７月末の終値を下回る水準にまで低下している。米国の景気減速に警戒を強めた株式相場に安堵感が広がっているものの、短期的な見通しを巡ってはなお見方が分かれている。
北米の投資会社は７月中旬から調整が続く米株式相場に未だ下値余地があるとみる。ＶＩＸの10日前と足元の株価の変化率（ＲＯＣ）は一時158を付けて天井の目安と...
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