【日経QUICKニュース(NQN)】米インテルのリップブー・タン最高経営責任者(CEO)は24日開いた2025年1~3月期の決算説明会で、半導体受託生産の台湾積体電路製造(TSMC)幹部と提携を巡って協議したことを明らかにした。TSMCの魏哲家・董事長兼最高経営責任者(CEO)らと「協力できる分野を模索し、ウィンウィンの関係を築くため会合を開いた」と語った。
インテルは1~3月期決算で最終損益の赤字幅が前年同期から拡大するなど経営の立て直しを迫られている。4月上旬にはインテルが半導体生産を巡ってTSMCの出資を受け入れることで暫定合意したと一部で報じられていたが、TSMCの魏氏は17日の決算説明会で「合弁事業や技術供与について他社と協議していない」と否定していた。