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本田技研工業(7267) 会社計画より強めの今期営業利益予想を維持。日産自との協議進展を評価

QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2024/08/28)

・サマリー
 25/3期の連結営業利益見通しに関して企業価値研究所では、会社計画より強めの1兆5000億円(前期比9%増)を据え置く。商品価値に見合う値付け効果などから、前期に続き過去最高を更新する見通し。来期以降も、コストダウンが進展したHEV(ハイブリッド車)の販売拡大と、新興国を中心とした二輪車の需要拡大の取り込みにより、営業利益の拡大が続くとみている。8月1日には、日産自と戦略的パートナーシップ深化に関する覚書などを締結。当研究所では、協議が進んでいることを前向きに評価。日産自との提携により、次世代BEV(電気自動車)への投資戦略などが大きく変更される可能性があり、今後の動向を注視したい。

・アナリストの投資判断 ~利益は拡大局面に入ったとの見方を継続。株価の持ち直す余地は大きいとみる
 直近の株価に基づく25/3期の当研究所予想PERは7倍。過去60カ月の平均PER8倍との比較ではやや割安感がある。HEVの販売拡大などから営業利益は拡大局面に入ったとの見方を継続、株価の持ち直す余地は大きいとみている。

(提供:QUICK企業価値研究所)


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著者名

小西 慶祐

シニアアナリスト

自動車・自動車部品セクター、投資戦略担当

 

【プロフィール】

早稲田大学政治経済学部卒、在学時には、早稲田大学ア式蹴球部所属。国際証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)入社。みずほ信託銀行を経て、現在に至る。
体育会系で培った足腰の強さを武器に、数値分析だけでなく、個別取材や国内外での工場視察といったフィールドワークによる「生の情報」を大事にしながら、対象企業を判断することを信条とする。また、セルサイドとバイサイドをともに経験したことを糧として、弊社の特長である中立・公正な立場でレポートを執筆することを心がけている。

 

日本証券アナリスト協会検定会員

日本証券アナリスト協会 ディスクロージャー研究会 自動車・同部品・タイヤ専門部会 評価実施アナリスト


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