【QUICK Money World 片岡 奈美】新聞やテレビでニュースは目にするし、巷の投資関連雑誌もあらかたざっと目を通したし、投資家の個人ブログもフォローしてる――でも! 他の人は本当のところ、何をどう考えて投資をしているのだろう? と気になりませんか?
今回、QUICK Money Worldでは「QUICK Money World投資行動アンケート2024」にお答えいただいた個人投資家の方のなかから3名の方にインタビューにご協力いただくことができました。ご協力いただいたお三方には深く感謝申し上げます。
今回のインタビューでは投資を長く続けられ、成功を収めてきていらっしゃるお三方それぞれの「投資に関する心構え」などを伺いました。読者の皆さんもぜひ、他の個人投資家の投資行動に関する具体的な声から、ご自身の投資のヒントを見つけてみてください。
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元手は50万、25年で徐々に投資額を増やして含み益は1300万円ほどに
■Aさん(50代・女性)出産を機に退職し、現在は主婦の千葉県在住・Aさん。サラリーマン時代の蓄えを元に、投資信託を購入することから資産運用を始めました。株主優待を目的に株式保有も始め、投資歴は25年ほど。「バイ・アンド・ホールド」の投資スタイルで資産を増やし、資産運用規模は6000万円台に膨らみました。 投資は「半分趣味のようなもの」と話すAさんに、成功の秘訣や銘柄選びの基準を聞きました。 |
子どもの出産を機に退職してから投資を始めたので、投資は「半分趣味のようなもの」と捉えています。元々のきっかけは、自分で働いていた時に貯めた資金の振り向け先について考えたことです。これを定期預金にして置いておいても、出金して使ってしまうかもしれない。それならば投資信託を購入してずっと資産として置いておくのはどうかと、地元の銀行で買ってみたのが資産運用の始まりです。
それから関西地方の実家に帰省するときによく利用する飛行機の優待券がもらえたらと「日本航空(JAL)(9201)」と「ANAホールディングス(9202)」を購入したのが株式投資のきっかけでした。その後も、基本的には株主優待目当てのものばかりを購入し、買ってからは売らないという「バイ・アンド・ホールド」の投資スタイルを20年以上、続けてきました。
資産運用を始めた当初の元手は50万円ほどでした。そこから25年ほどかけて、途中で相続のお金が入ったこともありますが、総資産としては6000万円台に膨らみました。現在は含み益が1200~1300万円ほどある状態です。
成功の秘訣は、下落時にガッと買うこと
投資をしていると「誰かが大変な時こそチャンスだ」ということに気付きました。これは心が痛むことです。例えば2011年の東日本大震災や20年のコロナ禍では株式相場が大きく下落しました。何かのショックでガクッと株価が下がってしまった時に、ガッと買い入れたことが後々の利益を生みました。
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