【日経QUICKニュース(NQN)】9月18日の東京株式市場で、東急不HD(3289、プライム)が続伸している。前日比21円80銭(2.28%)高の977円を付けた。大和証券が17日付で、投資判断を5段階で真ん中の「3(中立)」から最上位の「1(買い)」に2段階引き上げ、材料視した買いが集まっている。
担当の増宮守氏は同日付リポートで「今期は海外での物件売却の抑制を強いられているが、来期は海外での物件売却環境の改善が期待される」と指摘。加えて「最低でも35%との社長コメントが聞かれた来期の配当性向引き上げにも注目」とし、メインシナリオとして2025年度からの次期中期経営計画で配当性向35%が続き、28年度から32年度に配当性向は徐々に50%まで上昇していくと想定した。目標株価は1170円から1140円に引き下げた。