【QUICK Market Eyes 上野航】10月10日の東京株式市場で、リコー(7752)が3日ぶりに反発している。前場に一時前日比2%高の1661円50銭まで上昇した。旧村上ファンド出身者が設立した投資ファンド、エフィッシモ・キャピタル・マネージメントが9日、リコー株を買い増し、保有割合が19.50%になったと関東財務局に提出した変更報告書で公表した。経営改善や株主還元強化などへの思惑的な買いが優勢となっている。
前回公表時は18.14%だった。保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこと」としている。