【日経QUICKニュース(NQN)】KDDI(9433)が1日発表した2024年4~9月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比5%減の3512億円だった。円高進行に伴い為替差損を計上した。前期に実施した子会社や関連会社の再編を巡り、一時的にマイナスの影響が出たことも響いた。
売上高は3%増の2兆8557億円、営業利益は2%増の5730億円だった。企業向けのデジタルトランスフォーメーション(DX)支援事業や金融など非通信分野が好調だった。25年3月期(今期)の連結業績見通しは従来予想を据え置いた。売上高は前期比微増の5兆7700億円、純利益は8%増の6900億円を見込む。
併せて、最大1000億円、発行済み株式総数(自己株式を除く)の1.39%に当たる2800万株を上限とする自社株買いを実施すると発表した。また、25年3月末を基準日として、1株を2株に分割することも発表した。