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アイシン(7259) 上期までの進捗などを踏まえ当研究所の利益予想を会社修正計画より弱めに減額

QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2024/11/14)

・サマリー
 会社側は25/3期の連結営業利益計画を、2200億円→2000億円(前期比39%増)へ下方修正。得意先の車両生産減少などの外部環境の変化を反映した。企業価値研究所では、営業利益予想を2300億円→1900億円(同33%増)と会社修正計画より弱めに減額する。上期までの進捗などから会社修正計画に届かないリスクがあると判断した。26/3期以降も、従来予想を減額。トヨタの生産安定化、HEV(ハイブリッド車)の販売好調継続を想定するが、トヨタ以外への拡販は従来想定より緩やかなものにとどまると見込んだ。営業利益での過去最高更新は、従来想定より1年遅れの27/3期との見方に変更した。

・アナリストの投資判断 ~利益予想を減額も、PERでの割安感から株価は緩やかに持ち直す展開を予想
 直近の株価に基づく翌26/3期の当研究所予想PERは8倍。同社の過去60カ月(多額の一過性費用を計上した20/3期と23/3期を除く)の平均PER11倍との比較では、割安感がある。利益予想を減額したが、株価指標面での割安感から、株価は緩やかに持ち直す展開を予想する。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

小西 慶祐

シニアアナリスト

自動車・自動車部品セクター、投資戦略担当

 

【プロフィール】

早稲田大学政治経済学部卒、在学時には、早稲田大学ア式蹴球部所属。国際証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)入社。みずほ信託銀行を経て、現在に至る。
体育会系で培った足腰の強さを武器に、数値分析だけでなく、個別取材や国内外での工場視察といったフィールドワークによる「生の情報」を大事にしながら、対象企業を判断することを信条とする。また、セルサイドとバイサイドをともに経験したことを糧として、弊社の特長である中立・公正な立場でレポートを執筆することを心がけている。

 

日本証券アナリスト協会検定会員

日本証券アナリスト協会 ディスクロージャー研究会 自動車・同部品・タイヤ専門部会 評価実施アナリスト


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