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富士通(6702) 今期の営業利益予想は減額するが、来期以降の予想は変更無し

QUICK企業価値研究所アナリスト 布施皓史(2024/11/22)

・サマリー
 25/3期上期の連結営業利益は564億円(前年同期比28%増)。ハードウェアの需要低迷や事業再編の影響に加え、2Qに早期退職の実施に伴う一過性費用を約200億円計上したが、主力のITサービスの増収や採算性向上などにより増益を確保した。企業価値研究所による25/3期通期の連結営業利益予想は、一過性費用の計上を反映し、3370億円→3170億円(前期比98%増)に減額するが、好調な事業環境が続いていることから、来期以降の予想は変更しない。

・アナリストの投資判断 ~増益トレンドは不変とみて、堅調な株価推移を予想
 株価は、10月10日に年初来高値3189円を付けたが、上期決算発表日の翌日11月1日に前日比9%安の2695円に下落。足元は2700円台で推移している。当研究所による今期予想PERは約23倍。同社の過去3年平均(約17倍)を上回るが、同業の日本電気の今期予想PERとほぼ同水準。増益基調が続くとみており、当面の株価は堅調な推移を予想する。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

布施 皓史

アナリスト

電機・精密、重工・造船、他 担当


【プロフィール】
法政大学経済学部卒業。みずほ証券に入社、支店に勤務し、個人・法人顧客への営業・資産コンサルティング業務に従事。2021年、QUICK企業価値研究所に入社。
綿密な調査・分析に加えて、証券会社の業務経験で培ったニーズ把握能力を活かし、付加価値の高い投資情報を発信できるよう努めている。


日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)


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