三菱UFJアセットマネジメントは10日、低コストのインデックス型(指数連動型)シリーズ「eMAXIS Slim」の一部で信託報酬を引き下げると発表した。対象は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と「eMAXIS Slim 全米株式」の2本。2025年1月25日から適用する。
このうち「米国株式(S&P500)」は18年7月に設定され、米S&P500種株価指数(配当込み、円換算ベース)に連動する運用成果を目指す。足元の純資産総額(残高)は6兆円を上回り、国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETF=を除く)の中で最大規模。信託報酬(年率・税込み、目論見書記載の上限値)は現在の0.09372%から、来年1月の変更で0.08140%に下がる(図表参照)。引き下げは23年4月25日(0.09680%→0.09372%)以来。
「全米株式」は、米国株式市場の時価総額の99%をカバーする「MSCI USA インベスタブル・マーケット指数(配当込み、円換算ベース)」との連動を目指す。23年9月に運用を始め、足元の残高は150億円程度。信託報酬は同0.09372%から0.08140%に引き下げられる。
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