【QUICK Market Eyes 弓ちあき】12月16日の東京株式市場で、美容機器のヤーマン(6630)が大幅安。下落率は一時前週末比7%を超え、東証プライム市場の値下がり率ランキングで上位に入っている。13日発表した2024年5~10月期の連結決算は、営業利益が前年同期比71%減の6億4300万円だった。大幅減益を受け、売りが優勢の展開となっている。中国国内での消費回復の遅れが響き、海外部門が落ち込んだ。
売上高は32%減の127億円だった。中国当局の規制強化でラジオ波機能が付く美顔器の分類が切り替わった影響で他メーカーでの安売りが起きるなど、市場環境が悪化した。国内でも通販や直販での販売が落ち込んだ。25年4月期の連結業績予想は据え置いた。