【日経QUICKニュース(NQN)】セブン&アイ・ホールディングス(3382)が9日発表した2024年3~11月期の連結決算は、純利益が前年同期比65%減の636億円だった。長引くインフレによる消費の低迷で海外コンビニ事業が振るわなかった。米国の不採算店の閉鎖などによる減損損失や事業構造改革費用が利益を下押しした。
売上高にあたる営業収益は6%増の9兆695億円、営業利益は23%減の3154億円だった。為替の円安・ドル高は増収に寄与したが、海外コンビニの営業利益は32%減った。国内コンビニでも安価な商品の投入などを進めたものの、営業利益は8%減となった。
25年2月期(今期)の連結業績見通しは従来の予想を据え置いた。営業収益は前期比4%増の11兆8790億円、営業利益は25%減の4030億円、純利益は27%減の1630億円を見込む。