【日経QUICKニュース(NQN)】米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)が1月16日発表した30年固定の住宅ローン金利(週平均)は7.04%と前週から0.11%上昇した。7%台に乗るのは2024年5月以来となり、8カ月ぶりの高水準になった。同社は「米経済の力強さが金利上昇を促している」とコメントした。
米長期金利の指標となる米10年物国債の利回りは週初に一時4.80%と2023年11月以来の高水準を付けていた。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ停止観測やトランプ次期米政権の政策による物価上振れの思惑が金利を押し上げた。ただ、その後は米物価指標の伸び悩みやFRB高官の金融緩和に前向きな発言などを受けて上昇に一服感が出ている。